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「インバーターの納期遅延の原因と今後」
インバータやリレー、電磁開閉器、PLCなど、主な配電機器・制御機器で深刻な納期遅延が続いています。
特にインバータに関しては、日系のメーカーでは、多くは6カ月先、長いものでは1年以上先となっており、一時よりは若干マシになった程度です。
世界的にコロナ禍も収束に向かい、メーカーも生産量を増やしていますが、まだしばらくはこの状況が続きそうです。
では、なぜこのような状況になっているのでしょうか?
よく言われる理由として、世界中の半導体不足が挙げられます。
たしかに大きな要因として半導体不足はありますが、実はそれだけではないようです。
他にも
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樹脂や銅の材料不足
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DXやデジタル関連の需要の急拡大
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脱炭素やカーボンニュートラルによる新たな需要創出
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異常気象による工場停止
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コロナ禍を契機とする物流の混乱、
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これらからくる品薄を見込んでの多重発注
など、複数の要因が複雑に絡み合い、メーカーの生産キャパシティを超えた需要が発生し、同時に、安定した生産・出荷を乱すトラブルがかけ合わさり、この状況を引き起こしているようです。
メーカー側としても、増産体制を整える方向に動いているようですが、これだけ複数の要因が全て解決するのは、まだ時間がかかりそうです。
対処する方法としては(あたりまえのことになりますが)
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メーカーの納期を随時確認しておく
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生産までのスケジュールにかなり余裕を持たせる
ということになりますが、
一部のメーカーや、メーカーによって型式などで比較的余裕のあるものもあるようなので、そういったメーカーや、型式に代替することも、手段の一つと言えます。
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